八章
泉へ飛び込むと意識が遠のき、太郎は過去に自分がした過ちを思い出すのでした。
意識が戻ると、泉の外へ出ていました。目の前には変な形をした島があります。あれこそが鬼ヶ島です。
でも鬼ヶ島までどうやって行きましょうか?
乙姫のおはなに対する｢あなたは良いわね、飛べるから｣という一言で太郎は閃きました。
｢そうか!おはなに乗って行けば良いんだ!｣
そして一行はおはなの背中に乗り、鬼ヶ島へ向かいました。
鬼ヶ島に上陸しました。長い道の向こうに建物があります。
おはなによると、建物には鬼がいるようです。このまま行ったのでは危険です。
ここは焦らずに皆で作戦を考えましょう。
話し合った結果、｢太郎が鬼をおびき寄せている間に、乙姫が建物を調べる｣という作戦で行く事になりました。
太郎一人では心細いのでおはなを連れて行く事にしました。
乙姫は首飾りが重くなった様な気がしたので、首飾りを調べてみました。
すると、首飾りのそれぞれの玉に、泉の水(宮水)が貯っている事と、玉は分けて使える様に、外せる仕組みになっている事が分かりました。
乙姫は宮水の入った玉を一粒太郎に渡しました。
さあ、作戦開始です。
太郎とおはなは鬼達を引き連れて来ました。とっさに乙姫達は隠れます。
太郎達が崖の方に行くのを見届けて、乙姫達は建物へ向かいました。建物だと思っていたものは、実は大きな岩(豆腐岩)でした。
豆腐岩を見ると、中から声が聞こえます。注連縄(しめなわ)を解いてと言っています。
まつのすけに注連縄を解いて貰うと、ものすごい音と共に大変な数の魂が飛び出して行きました。
すると、二つの魂が乙姫の所にやって来ました。それはお爺さんとお婆さんの魂でした。
二人の魂は玉手箱はこの岩の中にあると言い残して、戻って行きました。
しかし、どうしたら岩の中に入れるんでしょうか?
乙姫は駄目で元々で首飾りを使ってみました。 すると、鈍い音と共に壁に穴が開きました。
乙姫は、見張りのまつのすけを残して、豆腐岩の中に入って行きました。
中は真っ暗で何もみえません。ここはりんごの鼻に賭けるほかありません。
(西へ2回移動)すると、りんごが｢ここ掘れわんわん｣と言いました。乙姫はりんごが言った場所を掘ってみました。
やった!とうとう玉手箱を発見しました。
そして二人は外に出ました。後は太郎が龍の玉を持って来るのを待つのみです。
その頃太郎は鬼達に崖っぷちに追い詰められていました。
｢お前を連れて来て正解だったよ。さあ、飛んでくれ!｣太郎はおはなの背中に乗り逃げました。
鬼達は龍に知らせに行きました。
＊ここで｢移動→逃げる｣ではなく、｢移動→東｣と選ぶと長串村に帰って人気者になると言うイベントが発生します。 しかし、結局やり直しになりますので、もしこのイベントを見たい場合はセーブしておきましょう。
優雅に空を飛ぶおはな。すると…
＊5回移動すると龍が現われます。
目の前に巨大龍が現れました。とても逃げられそうにありません。また、龍を倒し『龍の玉』を取らなければなりません。
太郎はおはなに｢近づいて一気に攻撃だ!!｣といって龍に突っ込んで行きました。
しかし健闘空しく太郎は龍に飲み込まれてしまいました。
＊注：｢押してみなよ｣と出たらボタンを押してはいけません。本当にGameOverになってしまいます。
太郎は暗闇の中で気がつきました。どうやらここは龍の腹の中のようです。
しかし、真っ暗な為、移動すら出来ません。｢そうだ!!｣太郎は乙姫から貰った宮水の入った玉を腕輪にかけました。
すると腕輪が輝き出し、回りが明るくなりました。これで移動できますね。
奥へ進むと、何やら変な物がありました。良く見てみると、丸いのが｢龍の魂｣で糸の様な物が魂を繋ぐ｢魂の尾｣らしいという事が分かりました。
早速、太郎は刀で龍の魂を繋いでいる魂の尾を切ろうと近づきましたが、龍に魂を売ってしまった悪霊が攻撃して来ました。
しかし、今の太郎の敵ではありません。悪霊を退治して魂の尾を切り、龍の魂を取りました。
＊注：｢魂の尾｣を切ったら、すぐに『龍の魂』を取る事。余計な事をするとGameOverになります。
魂の尾を切ったので、龍の体となっていた魂は開放され、飛び去って行きます。これに伴って龍の体が崩壊し始めました。
それと同時に太郎は空中に投げ出されました。おはなは龍との闘いで怪我負った為に、太郎を助ける事が出来ません。 太郎は地面に向かって、まっ逆さまに落ちて行きます。
｢もう駄目か｣そう思った矢先、聞いた事のある声が…
そう、天狗の天ちゃんが助けてくれたのです。そして天ちゃんは太郎を地面まで運んでくれました。
太郎と乙姫は玉手箱に龍の魂を入れて蓋をしました。
そして、魂が飛び散り、骨だけになった龍が落ちて行きました。
ついに龍を倒す事が出来たのです。