二章
あれから8年の月日が流れ、太郎と乙姫はスクスクと成長しました。
おつうさんの部屋の扉を開けると、長い間太郎と乙姫の世話をしてくれた「おつうさん」は、時が来たと言って『反物』を置いて帰ってしまいました。
お使いを頼まれた太郎と乙姫は、お爺さんから反物と手紙を、お婆さんからおにぎりを貰い、早速となり村へと向かいました。
1本道を(2画面目へと)進むとブサイクで口臭のキツイ雪女がいました。
何をしても通してくれません。寒さから逃れる為と善後策を考える為に、太郎と乙姫は1本道を少し(1画面)だけ引き返す事にしました。
善後策を考えましたが、結論は出ませんでした。
ふと、道を見ると結構深い穴がありました。耳をすますと何か聞こえます。
また、お腹が空いたので、乙姫は『おにぎり』を食べようとしましたが、手が滑って穴に落としてしまいました。
すると変な音が聞こえてきて、穴から「女子大生ねずみ」が顔を出しました。話をするとねずみも雪女のおせちにには迷惑しているようです。
「良い知恵無い?」と聞くとねずみは鏡を出しました。どうやらこれで何とかしろという事のようです。
太郎は『鏡』を取り、雪女を倒しに行きました。
再び雪女の所へ来た二人。やはり通してくれません。空を見ると雲の切れ間からお日様が顔を出しています。
するとお日様の光が『鏡』に反射して雪女の顔に当たりました。雪女は嫌がっています。太郎は面白かったらしく、再び『鏡』を使ってみました。
すると今度は雪女のおせちは鏡に映った自分に見とれています。そして、太郎から『鏡』を奪ってどこかに行ってしまいました。
邪魔者が居なくなったので、二人は先を急ぎました。
展望台に来た二人は、お店の位置を調べる為に、眺め下ろしてみました。
店を発見した二人は、早速向かいました。
ようやく「いったいさん」のお店に着きました。早速、太郎はお爺さんから頼まれた『届け物』を「いったいさん」に渡しました。
しかし、お爺さんの注文の品は、今手元に無いので、後で「いったいさん」が届けてくれる事になりました。
これで用事は済んだので、長串村へ帰る事にします。
家に着いた二人。乙姫は「いったいさん」の言付けをお爺さんに伝えました。すると「いったいさん」が品物を持って来ました。
お爺さんといったいさんは、都の話をしている様です。太郎は都の場所を聞いてみました。場所を聞き終わったら、何だか眠くなってしまいました。
一度布団に入ったものの、先程の話が気になって起き出す二人。
いろり付近には道具箱がありました。開けてみると、中には『おわん』と『竹筒』が入っていました。二人で見ていると「金太郎」が上がり込んで来ました。
そして、二人の出生の秘密を語り、確かめたいならば川上へ行けと言い放ちました。
早速二人は、川上へ向かうのでした。
二人は川に着きました。辺りを見回しますが、『石』が転がっているだけで何も有りません。
不思議な事に、月も無いのに水面には月影が揺らめいていました。
川上(北)に来ました。何やら滝が光っています。まさか滝の中に入って行く訳にもいかず、悩む二人。
とりあえず太郎は崖を登ってみる事にしました。
崖を登ると竹やぶに出ました。耳をすますと、泣き声が聞こえます。良く見ると、そこには「河童」が居ました。
話を聞くと、どうやら『お皿』を無くしてしまった様です。河童の話では「滝が光ったら、水を止めろ」と言われたそうですが、「お皿が無いと力が出ない」そうです。
『お皿』を探すしかない状況ですが、どこに有るのかが分かりません。取り敢えず、竹やぶの奥(北)へ行ってみる事にしました。
奥に来た太郎は『お皿』を探しましたが、ここには無い様です。
一応、何かの役に立つかもしれないので、落ちてた竹を拾っておきました。
これ以上ここに居てもしょうがないので、一度下に戻る事にします。
再び川へ来た二人。月も無いのに水面には月影がある事に違和感を感じた乙姫は、『石』を月影に向かって投げてみました。 すると、「こつん!」と跳ね返りました。
良く見ると、月影に見えた物はお皿でした。太郎は、先程拾った『落ちてた竹』を使って、『お皿』を手繰り寄せ、拾い上げました。
早速、河童に『お皿』を返しに行きます。
河童に『お皿』を返すと、滝を止めてくれました。
早速、川上へ行くと、入り口が現れました。二人は入ってみる事にしました。
中にはお鍋のお化けみたいな物があります。調べると何やら文字が書いてありました。太郎には読めないので、乙姫が代わりに声を出して読みました。
読み終わると、お鍋の一部が開きました。太郎の腕には腕輪が、乙姫の首には首飾りが身に付けられました。
さあ、家に帰りましょう。
家の前に着くと、何と!お爺さんとお婆さんが鬼に囲まれています。
助けに行こうとすると「金太郎」が現れて、今は勝ち目が無いと言って二人を静止します。
二人は、お爺さんとお婆さんが銅鐸に吸い込まれて行くのを、ただ黙って見ている事しか出来ませんでした。
荒らされた家の中で佇む二人。何やら音が聞こえます。窓から覗いてみると、六地蔵様が吉備団子と小判を置いて帰っていく所でした。
二人はお爺さんとお婆さんを助ける為に、屏風岩へ行く事を決意するのでした。こうして長い夜は更けていきました。