三章
一夜明けて、太郎と乙姫は『吉備団子』と『小判』を持って、屏風岩にあるという鬼の砦へ向かいました。
山の麓まで来た時、一軒の壊れた家がありました。
壊れた家の周りには丸太が転がっていました。何かの役に立つかもしれないので、太郎は『丸太』を拾いました。
更に調べて(見て)みると、丸太の陰に『つづら』がありました。つづらを開けると、中には金槌と変な筒がありました。
『変な筒』を見ると遠眼鏡(今で言う望遠鏡)でした。丸太を持っている太郎はもう持てないので、乙姫が『金槌』と『遠眼鏡』を取りました。
更に調べると、さっき取った丸太の下に『爆弾』がありました。しかし、二人はもう持てないので、ひとまず先へ進む事にしました。
二人は絶壁に作られた道を進んで行きました。しかし、途中で崩れていて先に進めません。
崖を見ると、岩肌に拳が入る位の大きさの穴が開いていました。試しに『丸太』を穴に差し込んでみました。すると、ぴったりとはまり、丁度橋の様に なりました。これで先に進めますね。
二人はすぐに先には進まず、一度壊れた家に戻って爆弾を取って来ました。さて、先へ進む事にしましょう。
別れ道に出ました。どちらに行っても、怖い事が待っている様な気がします。取り敢えず二人は、右の道へ行ってみる事にしました。
右の道はどうやら行き止まりの様です。しかし、何故か暑いです…
調べてみると、岩山の壁に温かい所がありました。試しに金槌で壁の温かい所を叩いてみました。音が違う所を再び叩いてみると…
何と!崖の一部が崩れ、温泉が湧き出しました。びっくりして、金槌を無くしてしまいました。また、辺りには硫黄の匂いが充満しています。
他には何も無い様なので、今度は別れ道を左へ行ってみる事にしました。
目も眩む様な高さの千尋谷進みます。おまけに道は凄く狭いです。
太郎はふと、(3画面目の)道を見ました。すると、足元に硫黄玉がありました。一応取っておきます。
*注:谷底を覗く等をするとGameOverになりますので、余計なコマンドを使わない様に。
吊り橋の前に来ました。砦の中はどういう風になっているのかを調べる為に、乙姫は『遠眼鏡』を使って覗いてみました。 また、砦を良く見ると足元は弱そうです。
何やら、鬼達が慌しく動いています。鬼達は硫黄の匂いを何とかする為に、先程の湧き出した温泉がある東の方に向かって行きました。どうやら鬼は匂いが弱点の様です。
砦の中に入るならば今がチャンスです。しかし、いきなり突入するのは無謀ですので、しっかりと作戦を立てましょう。
まず乙姫が中に入り、銅鐸を持ち出す。乙姫が外へ出た所で、太郎が砦を爆破する。という作戦で行く事になりました。
砦の前まで来た二人。太郎は砦の足元(谷)へ向かい、乙姫は砦の中に入りました。こうして作戦は開始されました。
砦の中に入った乙姫。ここは見張り台の様です。しかし、誰かが居る気配がします(プレイヤーなら見えるんですけどね)。
周りを見回しても誰も居ません。乙姫は外に行った鬼がどうしているのかを 調べる為に、『遠眼鏡』で外を見てみました。すると…そこには天狗が!!
誰も居ないと思っていた乙姫は思わずビックリしてしまいました。天狗は鬼が居なくなったので、忍び込んで来たそうです。
何やら、天狗は遠眼鏡に興味を持っている様です。乙姫は、天狗が銅鐸のある場所教えてくれたので、 『遠眼鏡』をあげました。喜んだ天狗は、変な袋を出しました。青い袋の灰を振り掛けて貰った乙姫は、透明になる事が出来ました。 さあ、奥の部屋へ行きましょう。
*注:赤い袋を5回選ぶとGameOverになります。
奥の部屋へ来た乙姫。銅鐸を持ち出そうとすると、見張りをしていた鬼が不思議そうに近づいて来ました。やばい!
乙姫は鬼は強烈な匂いに弱いという事を思い出し、硫黄玉を鬼に投げつけてみました。 すると鬼が硫黄の匂いでひるみました。さあ、今の内に退散しましょう!
吊り橋に到着した乙姫は、太郎に合図を送りました。そして太郎は砦の足元に爆弾をセットし、脱出しました。
戻って来た鬼達と共に砦は崩れ落ちました。やりましたね、作戦は成功しました。
早速銅鐸を調べてみましたが、銅鐸は空っぽでした。そこへ天狗がやって来ました。天狗の話では鬼達は魂を鬼ヶ島へ送っているみたいだったそうです。 きっとお爺さんとお婆さんの魂もそこにあるに違いありません。という事で、鬼ヶ島へ行かなければならなくなりました。
銅鐸を天狗に渡し、二人は鬼ヶ島へ向けて出発しました。